2006年10月
これはなんと手作り!
それだけで、おいしく、贅沢な気分。
知り合いの方よりいただきました。
その家庭は、従来からいろんなものを
手ずくりされていて、
例えば、ちまきなんかでも
ちまきを巻くもの
(うーん名前が出てこん!、
まあしょうがないか年のせいにしておこう)
を 近所の山に採りに行き
また、ちまきを茹でるわけですが
茅を折り曲げ袋みたいにして
その中にちまきを入れてゆでる
そのゆでるための茅も川で調達
そしてゆであがったものに
きな粉をまぶして食べる。
う~ん、うまい。
最近というかだいぶ前から
もち類をいただくと
胃がもたれるといいますか
むねやけぎみになるので
避けていたけど
この誘惑に 心がゆれた.....
結果は、ご想像にお任せします。
ところで
おはぎ と ぼた餅 の
違いを知ってますか?
ちょっとした、しまね 豆知識で~す!
近代の溶鉄が入るまで
島根の 仁多と横田 などの 中国山地では
たたら という製鉄が おこなわれていた
砂鉄と木炭を大量に使う。
砂鉄を鉄穴(かんな)流しという方法で採取
たたら用の炭を焼く
たたらとよばれる 炉を築く
ふいご(写真参照)で空気を送る
ふいごの発達で飛躍的に生産量と品質が上がった
このたたらでできた玉鋼(たまはがね)は
いまでも、日本刀の材料としてつかわれている。
冬には、数回 たたら が現在でも焚かれている。
その当時、日本の鉄生産の50~70%くらいを占めていたらしい
そこで問題になるのは、自然破壊!
なにしろ、一回のたたらで
炭を 13トン
森林面積にして 約 1ヘクタール
の森林を 丸坊主にする。
そこで、あの もののけ姫 の 舞台は
しまねの中国山地 といわれている。
どんどん、森がなくなっていく
その現実を
物語にしたんですね。
現代の 自然破壊の 警鐘として
写真は、島根歴史博物館に展示される
たたらの展示の ふいご
明治時代の調査を基にした
実際の大きさの模型で、
歴博にくれば、ふいご が
体験できますよ(別に体験したくないよねぇ(苦笑))
世の中に無いものをイメージし、かたちにする。
それは、非常に 苦しいものであり、
よろこびでもある。
どんな小さなもの
どんな小さいこと でも
そこに価値がある。
できあがった物をみて
あれこれ言うことは、たやすい。
また、機能の美 ということもある。
極限まで、機能を追及し、美に至る。
工業デザインでも、機能と美を融合させたものは
沢山ある。
そして、自然
これこそ、すごいとしかいうことが無い。
まあ理屈じゃない
だいぶ 話がそれたけど
創るということは、それほど意味があるし
生活の中には、そういう創造が沢山転がっていて
例えば、毎日料理をつくることも、そのひとつだと思うし
創造に、感謝!
こんな、マジックの耳でも
すごい発想だと 感心 しきり!!!
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