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写真は、弥生時代の勾玉です。

勾玉は翡翠などの宝石を加工して

仕上げたものです。

工房跡と見られるものは

出雲地方に密集しているようです。

特に玉造温泉周辺に数多くあり、

後期には集約されたようです。

すごいと思ったのは、

直径数ミリの円柱に

(これを造ること自体もすごいと

言わざるを得ないのですが、)

その中に穴を貫通させる!

どうやって、あけたのでしょうか?

石に1mmとかの穴を、しかも深い穴

想像をはるかに超えた、技術力を持っていた。

ほんとう、太古のものずくりは、

われわれの常識をくつがえす。

だから、ロマン なんだけど。

出土品の中に、細い針が出土していて

それであけたんではないかと想像されている。

さらにいえば、

どうやって使ったのかとか、

その針はどうやって造ったのか

ということになりますね!

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